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志望校を親が決めてはいけない本当の理由

志望校を親が決めてはいけない本当の理由

「A高校に行くべきか、それともB高校にするべきか…」

今、多くの中学3年生がこの悩みを抱えています。親御さんも塾の先生も、いろんな情報を伝えてくれる。でも最後の最後、「本当にこの決断でいいのか」という不安は消えませんよね。

実は、この「悩んで自分で決める」というプロセスこそが、お子さんの未来の幸福度を左右します。

こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。

昨日の面談で見えた志望校選びの現実

昨日の日曜日は、朝10時から夕方の6時まで、お昼休みも取らずに8時間ぶっ通しで面談をさせてもらっていました。その中で、志望校に悩む生徒がいました。

今はもうギリギリの時期です。本当はもう決めなくちゃいけないのに、まだギリギリまで悩んでいる。

例えば、当初A高校を目指していたとしましょう。ところがA高校の偏差値や入試難易度を考えると、受からないわけじゃないけれども本当に受かるかどうか心配だと。なので比較的受かりやすいB高校に志望変更しようかなと悩んでいる。もしA高校に万が一合格できなかった場合は、私立高校に進学することが予想される──そういう状況です。

珍しい状況ではありません。多くの子がこの状況にはまります。

私としては、A高校、B高校、私立高校、どの高校に行ったらどういう生活が待っているか、進学実績的にこういうことが考えられるとか、部活だったらこうであるとか、持っているその学校の情報を面談で全部お伝えします。

親や先生が決めてはいけない本当の理由

けれども、最終的に選ぶのはその子です。

これは保護者の方にもお伝えしておきたいのですが、その子が選ばなくてはいけない。親御さんはアドバイスや情報収集、あるいは相談に乗ることはもちろん大いにあると思います。していただきたいと思います。けれど、最終的な決断に関しては、やはりその子が責任を持ってやらなくてはいけない。

それはなぜか。

例えば、どこの高校に行っても思いもよらない悪いこととか、デメリットみたいなことがあるとは思います。もちろんメリットもあります。ですが、うまくいかなかったときに、自分が決めたということがとてもとても大事になるのです。

これが親御さんが決めた、あるいは僕が進学実績のためにA高校を頑張っておきなさいと言うと、話がすごくコンガラがるのです。「先生が言ったから」「親が言ったから」あそこの高校に行ったのに、その結果こんな結果になっちゃったじゃないか──これではダメなのです。

どんな良いこと悪いことがあったとしても、その責任は自分の選択の結果だという責任を彼らに負ってもらう。これがとても大事だと思います。

神戸大学の研究が示す自己決定感の力

この責任を負って選択するということが、実は彼らの人生への満足度を上げることになります。

以前にもどこかでお伝えしたと思いますが、この「自分の人生を自分で決めてきた」という自己決定感は、神戸大学と同志社大学の先生の研究で、人生の満足度を上げることがわかっています。

「自分で決めた」という実感が、たとえ失敗しても「次はこうしよう」という前向きな力になる。つまり、高校選びそのものよりも、「自分で決めた」というプロセスこそが、その後の人生を豊かにするということです。

逆に、親御さんや塾の先生の指示通りに動いていたということであれば、満足度が下がる。どんな結果になっても彼らの幸せ、幸福度を考えるのであれば、ぜひそちらの方を考えていただきたい。

50年の社会人生活を見据えた選択の練習

そして今後予想される長い社会人生活で、自分の人生に責任を持つということの練習になると考えています。

おそらく彼らは70歳、75歳まで働く年代で、50年近くの社会人として働き続けます。

転職が当たり前になる時代です。結婚や住む場所も自由に選べる時代です。一つの会社に定年まで勤めるという人生設計はもう過去のものでしょう。転職、引っ越し、結婚、そのたびに「自分で決める力」が問われます。

その選択をするという責任を彼ら自身が練習をしてほしい。それこそが先の幸福度を上げるということです。今の志望校選びは、まさにその最初の大きな練習なのです。 

塾ができる最大のサポートとは

今、偏差値、通学時間、部活、校風──さまざまな条件の中で進学先を悩んでいる子がいっぱいいると思います。

情報はお伝えします。周りの人の意見を聞いて、自分で自分の責任を持って決めるということを、ぜひやっていただきたい。

親御さんの役割は、決めることではなく、決めるための材料を一緒に集めることです。そして最後は、お子さんを信じて、背中を押してあげてください。

私たちMoveは、その選択の後押しができるように一生懸命サポートします。一人ひとりとじっくり面談し、情報を提供するだけでなく、自分の気持ちを整理するお手伝いをする。それがMoveの役割だと思っています。

応援しています。

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