「うちの子、塾では頑張っていると思うのですが、家で勉強しなくなって大丈夫でしょうか」
Moveに通い始めてしばらく経った頃、保護者の方からこういうご相談をいただくことがあります。
ですが、それはお子さんが家を有効活用している証拠です。
今日は、そのお話をさせてください。
こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。
1週間で、塾にこもった時間が46時間
夏期講習が始まって1週間ほどが経ちました。日曜は時間が短かったりもしたのですが、この段階で個別演習の時間が一番多いのは中学3年生です。
一番こもっている子で、46時間。
1週間ですから、1日あたり6時間や7時間を演習に使っている計算になりますね。ここに一斉授業が6時間加わりますので、合計すると1週間で50時間以上の勉強をしていることになります。
もちろん個人差はあります。30時間の子もいます。
ただ、40時間を超えた子が今の時点で4人出てきました。中3は22人いますので、そのうちの4人が40時間超え。なかなかのペースだと思います。
これだけやっていれば、家で勉強しないのは当たり前です。
40時間を超えた子は、少し誇らしそうな顔をします
その4人に「40時間を超えたよ」と伝えると、やはりどこか誇らしそうな顔をします。
普段はおとなしくて、教室でも静かにしている子が、静かに燃えている。そういう決意で塾にこもっている姿を、微笑ましく見ています。
一方で、習い事や部活があって、自分のリズムをしっかり守りながら勉強している子もいます。時間だけを並べれば30時間台ですが、その子はその子で、夏の使い方を自分で決めています。
時間の多さを競わせているわけではありません。
どういう風に勉強するかを、それぞれが考えて実行に移している。
その様子が、僕には頼もしく見えます。
「量より質」は、前提の話です
さて、こうやって塾生が長時間勉強を頑張っているというお話をすると、時折「量ではなく質が大切だ」というお話をされる方がいます。
その通りです。ただ、それは前提の話だと思っています。
僕が大事だと考えているのは、質を確保しながら量をこなすことです。量をこなすと質が落ちる、という前提には立っていません。質を守ったまま、量をこなす。本当に勉強ができるようになる子は、この思考をしています。
というよりも、量をこなさないと質が上がってこない、という側面もあります。
1日1時間や2時間の勉強で、自分のやりたい質の高い勉強ができるかというと、なかなか難しいでしょう。どこで手を抜くと点が取れなくなるのか。どの解き直しが効いていて、どれが作業で終わっているのか。そういうことは、量をこなす中でしか見えてきません。
これは、9月になるとはっきり出ます。
夏を1日2時間で過ごした子は、模試のあとに「時間が足りませんでした」と言います。1日7時間を積んだ子は、「大問3で迷って、あそこで5分使ってしまいました」と言います。
同じような点数でも、次に何を直せばいいかが見えているかどうかが違う。その差を作っているのは、夏にこなした量です。
勉強のやり方は、量をこなして身につけるものだと思っています。
質を守っているのは、休憩の取り方
では、7時間や8時間の勉強の質を、どうやって保つのか。
答えは休憩の取り方にあります。
Moveでは、50分やって10分完全休憩、また50分やって10分完全休憩。これを繰り返しています。10分は「完全」休憩です。ここで中途半端に机に向かっていると、次の50分が持ちません。
生徒によっては、お昼ごろに2時間ほど家に帰って、ごろっと仮眠をとってから午後に塾へ戻ってくる子もいます。Moveとしては、これを大いに奨励しています。
休むときは休む。勉強するときは勉強する。
中学生が1日7時間や8時間を続けていくには、この切り替えしかありません。少なくとも、僕はまだ他の方法を見つけられていません。
家では、思い切りゴロゴロさせてください
ここから先は、保護者の方へのお願いです。
朝に塾へ来て、夕方、場合によっては日が落ちてから帰る。そういう生活を始めている子もいます。中学生にとって、1日7時間や8時間を勉強に使うのは、体力的にかなり大変なことです。
ですから、家ではもう、思い切りゴロゴロさせてあげてください。
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