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台湾の大学進学セミナー報告|4年間で3言語、学費は450万円

台湾の大学進学セミナー報告|4年間で3言語、学費は450万円

お子さんの進路の話になったとき、候補に挙がるのは日本の大学ばかりではないでしょうか。

こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。

9月3日(木)、安佐南区総合福祉センターで台湾大学進学セミナーを開きました。今年で5年目になります。

講師は、一般社団法人台湾留学サポートセンターの大草晴菜日(おおくさはなび)さん。台湾の銘傳大学(めいでん大学)国際学部を首席で卒業された、台湾進学をご自身でやりきった方です。

なぜ学習塾がこんな会を毎年開いているのか、と思われるかもしれません。

日本の大学の序列とはまったく関係のない選択肢を、一つ知っておいてほしいからです。

今回の参加は20名ほど。定期テスト前と重なり、中学生が少なめでした。

昨年は40名ほど。来年は夏休みのような、人の集まりやすい時期に開くつもりです。

当日うかがった話の中から、多くの方に知っておいていただきたいところをまとめておきます。

4年間で、3つの言語が身につく

台湾の大学に行くと中国語しか学べないと思われがちですが、そうではありません。

英語で授業を受けて英語で卒業できる「オールイングリッシュコース」があります。

そのコースでも1年生は中国語の基礎が必修で、2年以降も選択で続けられます。

さらに台湾では、小学1年生からプログラミングが義務教育になっています。大草さんは観光を学ぶ学科でしたが、必修の授業を通してPythonの資格も取得されたそうです。

日本語に、英語、中国語、プログラミング。

これを大学の4年間で重ねられるところに、台湾という進学先の面白さがあると思います。

お金の話も、はっきりしていました

会場が一番静かになったのは、費用のスライドが出たときでした。

入学金は0円。授業料は年間50万〜60万円。寮費は月1万〜2万円で、寮はキャンパス内にあることがほとんどなので交通費もかかりません。

生活費まで含めて、4年間の合計はおよそ450万円だそうです。

しかも台湾の奨学金は給付型で、返す必要がありません。サポートセンター経由で進学した生徒の7割以上が、何らかの給付型奨学金を受けているとのことでした。

留学と聞いて最初に浮かぶのはお金の心配だと思いますが、この数字なら現実の選択肢として並べられます。

「入れるから」ではなく「卒業できるから」

私が一番うなずいたのは、志望校の決め方の話でした。

台湾の大学は、外国人であれば書類審査だけで出願できます。面接のない大学がほとんどです。

言ってしまえば、入るだけならそれほど難しくありません。

だからこそサポートセンターでは、「入れるから決める」のではなく「卒業できるから決める」を基準にしているとのことでした。

卒業できなければ意味がない。

進路を扱う仕事をしている人間として、この一言は重く響きました。

実際、同センター経由で進学した生徒の卒業率は95.5%だそうです。途中で辞める生徒の割合は、日本の大学のおよそ半分とのことでした。

台湾進学の窓口はほかにもありますが、私がこのセンターをおすすめしているのは、この方針と卒業率を見てのことです。

選ばなくても、知っておいてほしい

質疑応答では、中国語をいつ始めるべきかという質問も出ました。一番多いのは高3の夏からで、それまでは英語を固めておく形になります。

なお、Moveには台湾の大学のオールイングリッシュコースへの指定校推薦枠を1つ(1教室につき1名)いただいています。TOEIC 550点と推薦状があれば、中国語ゼロからでも出願できる枠です。

TOEIC 550点は、CEFRに照らすと英検準2級プラスくらいです。

思ったより高くない、と感じられたのではないでしょうか。

もちろんこれは最低限の数字で、高いに越したことはありません。

今、Moveには台湾進学に向けて準備を進めている子が4名います。

そして今回、初めてこのセミナーに参加した高校生が1人いました。

台湾に進学する道があること自体は知っていたそうですが、詳しい話を聞いたのはこの日が初めてでした。

終わったあと、目を輝かせて「真剣に考えてみたい」と言い出しました。

こういう子を見ると、この会を続けてきてよかったと思うのです。

台湾の大学を塾が紹介することについては、賛否両論をいただきます。

「そんな突飛な話を子どもにされても、親として困る」という声から、「偏差値の高い日本の大学を目指させるのが学習塾の本分だ」という同業者の言葉まで、いろいろです。

それでも、目の前の子の様子を見るとほっとします。

私としては、大事なのは選択肢を提示することだと思っています。

突飛に見える道でも、そこに飛び込みたいという子がいるのなら、見せてあげればいい。

一番危険なのは、この道しかないと思い込ませて、本人に意欲もないまま押しつけることです。

ですから、誰もが台湾に行けばいいとは思っていません。

話を聞いたうえで「自分は日本で頑張る」と決めるのなら、それも自分で選んだ進路です。

まず話を聞いてみる。そこから次の展開が見えてくることがあります。

台湾のことをもう少し聞いてみたいという方は、いつでもご相談ください。

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