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高校入試で人生は決まらない|学歴の中身を見てほしい

高校入試で人生は決まらない|学歴の中身を見てほしい

講習が明けてからも、Moveの個別演習の席はほぼ満席で、あふれるような状態が続いています。

夏期講習が終わり、ブログもようやく通常運転に戻ります。

季節講習の間は、どうしても更新が止まってしまいます。

冬期講習まではできるだけ、2〜3日に1本のペースでお届けしますので、また覗きに来ていただけたら嬉しいです。

こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。

さて今日は、このブログでは何年も書いてきたのに、ここ数か月で入塾してきた子には伝えていなかったな、と思ったことを書きます。

高校入試も大学入試も、ただの通過点に過ぎません。

この一度で人生が決まる、という考え方のほうが危ない

高校入試で人生が決まる。

大学入試で人生が決まる。

そういう考え方を、私はむしろ危ないと思っています。

15歳の選択と、18歳の進学。

どちらも大切な分かれ道であることは、間違いありません。

Moveも、その分かれ道で子どもたちが後悔しないように、全力で手を貸しています。

ただ、そこで人生の全部が決まってしまうのだとしたら、その後の何十年は何のためにあるのでしょう。

以前、受験はゴールではなく通過点という話も書きました。

乱暴な言い方かもしれませんが、入試で決まるのは、次にどこへ行くかだけです。

学歴という言葉の使われ方が、私はあまり好きではありません

学歴という言葉があります。

私は、この言葉の使われ方がずっと気に入りません。

どこの学校にいたか。

その一点だけを指して、学歴と呼んでいます。

そして肝心の中身については、あまり真剣に語られません。

本当に見るべきなのは、どれくらいの学力を身につけたのか。

どれくらいの深さで学問に関わったのか。

その結果として、今どんな力を持っているのか。

評価されるべきは、そちらのはずです。

学校の名前だけを取り出して、どうこうと言う。

そこは、子どもたちがこだわるところではないと思っています。

実際、出身大学を聞いても、その人が今どんな仕事をしているかは何も分かりません。

20代、30代の彼らは、もう2回も3回も転職しています

今の中高生の10年後の話として、読んでもらえればと思います。

先日、学生時代からたしなんでいるエスキーテニスの場で、20代や30代の人たちと話す機会がありました。

出身はさまざまです。

広島大学を出た人もいれば、広島工業大学、広島経済大学、県立広島大学と、広島のいろいろな大学を出た人たちが集まっています。

その中に、広島大学の教育学部を出た人が3人います。

3人とも、今は教育とはまったく関係のない仕事をしています。

そして、その人たちの今の様子を聞いていて、少し驚いたことがありました。

私の身の回りに限った話ですが、3割から4割が転職を経験していました。

多い人で、2回、3回。

行き先も、広島だったり、大阪だったり、まったく別の地域だったりします。

それが悪いことだとは、まったく思っていません。

まだ転職を経験していない人からも、「多分あと数年したら今の会社を出ていくと思います」という言葉が出てきました。

そういう感覚なのです。現代の青年たちは。

終身雇用が大きく崩れたこの社会では、どこに進んだかは常に途中経過でしかない。

そういうことなのだろうと理解しています。

私自身も、そうでした。

20代はずっと大学院にどっぷり浸かっていて、そのあと学習塾の世界に入り、前職を経て、今のMoveがあります。

その時々の選択で、進む場所は変わっていきます。

だからやはり、15歳の選択も、18歳の進学も、長い人生の中の一つの通過点です。

ですから面談でも、志望校の先にある10年の話を必ずします。

力をつけた子にこそ、伝えておきたいこと

私たちは、学力というものに焦点を当てて子どもたちの成長を支える仕事をしています。

そのうえで、道徳的なところで一つだけ、どうしても伝えておきたいことがあります。

ノブレス・オブリージュです。

私がこの言葉に出会ったのは、予備校に通っていた頃でした。

講師の先生が授業の中で話してくださったのを、今でも覚えています。

受験勉強の真っ最中に、成績とはまったく関係のない話をされたことが、かえって強く残りました。

ありがたいことに、Moveからも、勉強を頑張り抜いて自力で学力を大きく伸ばし、難関大学やそれに相当する進学先へ首尾よく進んでいく子がいます。

君が手にした学力は、確かに君が積み上げたものです。

けれど、それだけではありません。

学べる環境があって、支えてくれる人がいて、そのうえで努力が実を結びました。

その力を、自分だけの力だと思わないでほしい。

そもそも教育制度は、社会を豊かにするためにあります。

もちろん、身につけた力は、自分が生きていくために使ってくれて構いません。

そのうえで、方法は何でもいいので、いつか社会に返してほしい。

恵まれた者が、社会に貢献する。

その感覚だけは、持っていてほしいと思っています。

そして、もう一つ。

その感覚さえ持っていれば、偏差値を基準にして誰かを嘲笑うようなことには、まずならないはずです。

とりとめもない話になったような気がします。

それでも、入試を終えた全ての人へ書いたときから、私が思っていることは変わりません。

高校入試も大学入試も、ただの通過点です。

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